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韓国治療中に緊急事態が発生した場合の対処法(2026年基準)

2026年10月1日

緊急事態が発生したら、まず119に電話するか近くの救急室へ向かい、担当コーディネーターへの連絡はその後にしてください。抗がん治療中の38度以上の発熱、止まらない出血、呼吸困難は、待ってはいけないサインです。

要点まとめ

  • 韓国の緊急通報番号は119で、救急車の要請と火災・救助の通報をあわせて受け付けています。
  • 119は外国語通訳への接続に対応しているため、電話がつながったら使用言語を伝えれば通訳が同時に入ります。
  • 抗がん治療中の38度以上の発熱は好中球減少性発熱の可能性があり、一刻を争う状況として扱われます(国家がん情報センター・NCCN患者向けガイドライン)。
  • 緊急時には、治療を受けていた病院かどうかよりも、近くの救急室にできるだけ早く到着することが優先であり、コーディネーターへの連絡はその後になります。
  • 救急室の診療費は病院が請求するもので、海外からの患者は自己負担が原則です。

119に電話したら何を伝えればよいですか?

  • 電話がつながったら使用言語(例:English、Русский、中文)を伝えると通訳が接続されます。伝えるべきことは次の3点です。
  • 1段階:今いる場所(宿泊先の名称や建物名)を伝えます。
  • 2段階:何が起きたのかを説明します。
  • 3段階:がん治療中であることを伝えます。
  • 到着当日にお渡しする韓国語の宿泊先住所カードには、担当コーディネーターの連絡先と治療を受けている病院名もあわせて記載されていますので、携帯電話の待ち受け画面や財布に入れておき、救急隊員やタクシー運転手に見せると役立ちます。

どのような症状が緊急のサインですか?

  • 抗がん治療中に38度以上の発熱があれば、待たずに救急室へ向かう必要があります。解熱剤を飲んで様子を見ることは勧められません。熱が下がっても感染は進行することがあり、数時間が結果を左右する状況だからです。救急室では最後の抗がん治療の日付と薬剤名が最も重要な情報となるため、関連するカードや引き継ぎ書は常に携帯してください。
  • 出血については、鼻血が20分以上止まらない、血が混じった嘔吐、黒色便や赤色便、血尿、傷口からの出血が止まらない場合が該当します。血小板減少、血管への浸潤、抗凝固薬の服用などにより、がん患者は出血リスクが高まることがあるため、服用中の薬の名前と用量を書き留めておくと確実です。
  • 急に息苦しくなる、胸が痛む、唇が青くなる、片方の脚が腫れて痛みながら息苦しさを伴う場合は119を呼んでください。がん患者は血栓のリスクが高く、肺に水がたまったり感染を起こしたりすることもあるため、免疫治療や分子標的治療中に新しく生じた咳や息苦しさも見過ごしてはいけません。
  • そのほか、激しい下痢が止まらないとき、脱水が疑われるとき、意識がもうろうとする、体の片側に力が入らないとき、急に生じた激しい頭痛・けいれん、尿がほとんど出ないとき、薬で痛みがコントロールできないとき、手術部位が開いたり膿が出たりするときも、すぐに連絡すべきサインです。

救急室到着後はどのような順序で進みますか?

  • 命に関わる状況では、救急室が先、コーディネーターへの連絡はその後です。先に電話をかけて返事を待っている間に時間が過ぎてしまうためです。
  • 1段階:119を呼ぶか、近くの救急室へ直接移動します。
  • 2段階:救急室到着後、または救急車を呼んだ後に担当コーディネーターへ連絡します。
  • 3段階:その時点からコーディネーターが通訳の接続、治療中の病院との情報共有、家族への連絡、入院手続きと決済をサポートします。勤務時間外であっても緊急事態は連絡を受け付けており、VIPパッケージでは専任マネージャーが24時間対応します。
  • 帰国後の緊急事態については現地の救急室が優先であり、多言語の引き継ぎ書と診療サマリーを救急室で提示すれば、現地の医療スタッフが治療内容をすぐに把握できるため、手元に保管しておくことをお勧めします。

よくある質問 — 治療を受けていた病院の救急室に必ず行くべきですか?

いいえ。緊急時には近くの救急室にできるだけ早く到着することが優先です。救急隊員が状態と距離を見て受け入れ可能な病院へ搬送し、治療中の病院名を伝えればそれも参考にされますが、状態によっては別の病院になることもあります。到着後にコーディネーターが治療中の病院と情報を共有し、必要であれば転院について相談します。

よくある質問 — 救急室の費用は保険で返金されますか?

英文の領収書と明細書、診断書を受け取っておけば、自国の保険会社に請求することができます。ただし保障の可否は保険契約によって異なるため、必ず保険会社に確認してください。治療目的での入国については、旅行保険では保障されないケースが多いため、事前の確認が必要です。

出典と留意事項

  • 本記事は緊急対応ノート(国家がん情報センター、保健福祉部、NCCN患者向けガイドライン)および帰国後の管理ノートを根拠に作成しています。
  • 本コンテンツは一般的な医学情報の提供を目的としており、個人の状態によって診断・治療方法や結果は異なる場合があります。正確な診断と治療については、必ず医療スタッフとの相談を通じて決定してください。

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