どのような治療か
分子標的薬は、がん細胞にのみ存在する特定のタンパク(HER2、EGFR、ALK、CLDN18.2など)を狙います。免疫チェックポイント阻害薬は、がんが免疫細胞を欺く信号(PD-1/PD-L1)を断ち、ご自身の免疫ががんを攻撃できるようにします。
通常の細胞障害性抗がん剤と併せて用いることも、単独で用いることもあります。組み合わせは、病期とバイオマーカーによって決まります。
どなたに適しているか
手術が難しい進行がん、手術後に再発のリスクを下げる補助療法、手術前に腫瘍を小さくする術前療法に用いられます。肺がんのEGFR・ALK、胃がんのHER2・CLDN18.2、乳がんのHER2・ホルモン受容体のように、検査結果があってはじめて薬剤を決められます。
記録にバイオマーカー検査が含まれていない場合は、事前レビューの段階で「どの検査をどこで受けるか」を先にお知らせします。組織スライドを韓国にお送りいただき、検査する方法もあります。
治療の進め方
最初のサイクルは、韓国で始められることをおすすめします。ご到着後、検査と多職種カンファレンスで薬剤を決め、初回の投与は副作用を観察するため、入院または1日観察で行います。
その後のサイクルは、韓国に定期的にご来院いただくか、現地の医療機関に処方計画と薬剤の情報を引き継いで続けます。どちらが可能かは薬剤と国によって異なるため、所見書に記載してお渡しします。
期間と回復
免疫治療は通常2〜3週間の間隔で数か月〜2年、分子標的治療は経口薬であれば毎日服用します。疲労・皮膚の反応・甲状腺機能の変化といった副作用は、定期的な検査で確認します。
ご帰国後の経過と副作用の確認はオンラインで続け、現地の医療チームを交えた三者オンライン面談を設定することもできます。
費用
薬剤ごとに価格の差が大きく、サイクル数によって総額が変わります。お見積書には、最初のサイクル(検査を含む)と、その後のサイクルの想定金額を分けて記載します。
治療をご契約の際、レビュー費用は診療費から差し引かれます。
韓国での現況
韓国の上級総合病院は、肺がん・胃がんのバイオマーカー検査と分子標的・免疫治療の経験が豊富で、臨床試験も活発です。条件が合う場合は、所見書で臨床試験へのご参加についてご案内することもできます。
病院名や実績は記載しません。所見書で、3つの病院を比較してお示しします。
よくあるご質問
- バイオマーカー検査を韓国で再度受ける必要がありますか。
- 現地の結果があれば、そのまま使用します。結果がない場合や古い場合は、組織スライドをお送りいただいて韓国で検査するか、ご到着後に検査します。事前レビューの段階でお知らせします。
- 薬は持ち帰ることができますか。
- 経口の分子標的薬は、処方と併せて一定の期間分をお持ち帰りいただける場合があります。注射薬については、現地の病院に処方計画を引き継ぎます。国ごとの持ち込みの規定は、コーディネーターが確認します。
- 免疫治療は誰でも受けられますか。
- いいえ。PD-L1の発現やMSIといったバイオマーカー、病期、全身の状態によって判断します。適していない場合は、おすすめいたしません。
韓国で募集中の臨床試験 自動更新 · 2026-09-29
ClinicalTrials.gov から毎日自動で取得します。参加できるかどうかは所見書で病期をもとにお答えします。
| NCT | 相 | 主導 | 更新 |
|---|---|---|---|
| A Study of PHN-012 in Patients With Advanced Solid Tumors NCT07127874 | PHASE1 | Pheon Therapeutics | 2026-09-29 |
| Study of Daraxonrasib (RMC-6236) in Patients With RAS Mutated NSCLC (RASolve 301) NCT06881784 | PHASE3 | Revolution Medicines, Inc. | 2026-09-29 |
| DAREON ® -Lung-1: A Study in People With Advanced Small Cell Lung Cancer to Compare Obrixtamig Plus Atezolizumab, Carboplatin, and Etoposide Treatment With Standard Chemoimmunotherapy NCT07472517 | PHASE3 | Boehringer Ingelheim | 2026-09-29 |
| A Clinical Study of Gocatamig (MK-6070) and Infinatamab Deruxtecan (MK-2400) in People With Small Cell Lung Cancer (MK-6070-003) NCT07227597 | PHASE1/PHASE2 | Merck Sharp & Dohme LLC | 2026-09-29 |
| A Clinical Trial of Calderasib (MK-1084) and Durvalumab in People With Non-Small Cell Lung Cancer (MK-1084-015/KANDLELIT-015) NCT07554339 | PHASE3 | Merck Sharp & Dohme LLC | 2026-09-29 |
| A Study of GSK5764227 in Participants With Relapsed Small Cell Lung Cancer (SCLC) [EMBOLD SCLC-301] NCT07099898 | PHASE3 | GlaxoSmithKline | 2026-09-28 |
最近の文献 自動更新 · 2026-09-29
PubMed の直近5年のレビュー論文を毎日自動で取得します。英語原文で開きます。
- Concurrent versus sequential immune checkpoint inhibition in the neoadjuvant treatment of resectable esophageal squamous cell carcinoma: a systematic review and meta-analysis. — Clinical and translational radiation oncology, 2027
- IL-15 trans-presentation at the innate-adaptive interface: mechanisms and translation in cancer immunotherapy. — Oncoimmunology, 2026
- Modulation of the response to immunotherapy in triple-negative breast cancer: the role of the microbiota and microbial metabolites in the tumor microenvironment. — Gut microbes, 2026
- The tumor microenvironment in triple negative breast cancer and a strategy to improve responses to immunotherapy using cryoablation and immunostimulants. — Cancer biology & therapy, 2026
- Leveraging the bacteria for enhanced cancer immunotherapy: from a perspective of synthetic biology. — Cancer biology & therapy, 2026
- Nanomedicine-based cancer immunotherapy: translational barriers, mechanistic strategies, and future perspectives. — Drug delivery, 2026
本ページの統計は国全体の公式統計であり、特定の病院の成績ではありません。治療の結果は、病期や健康状態によってお一人ずつ異なります。診断と治療は、担当の医師とご相談のうえでお決めください。