抗がん化学療法1回(1サイクル)の費用は、がん種・薬剤・病期によって差が大きいため、固定単価でご案内することはできず、実際の金額は病院が発行するお見積りで確定します。ただし事前レビュー費用100万ウォン(約11.5万円)はサイトで確定している金額であり、治療をご契約いただいた場合は診療費から差し引かれます。
要点まとめ
- 抗がん化学療法1回の費用は、がん種・薬剤の種類・病期によって総額の差が大きいため、本ノートでは固定金額を記載しておらず、病院の見積りで確定します。
- 分子標的治療・抗がん治療いずれも「初回サイクル(検査込み)」と「以降のサイクル」を分けて、見積書に金額が記載されます。
- 事前レビュー費用は100万ウォン(約11.5万円)で、事前レビュー後に治療をご契約いただくと、この金額は診療費から差し引かれます。
- 手術や放射線治療など他の診療費用も、検査・入院・薬剤費・通訳・宿泊・移動を項目別に分けたお見積りで確定します。
- 副作用管理(制吐剤・白血球増殖因子注射など)は患者さまの状態に合わせて担当医療スタッフが処方するため、投与回数や薬剤の組み合わせによっても費用が変わる場合があります。
なぜ抗がん治療費用をあらかじめ定額でお伝えできないのですか?
- がん種、使用する薬剤(細胞傷害性抗がん剤・分子標的治療薬・免疫療法薬の組み合わせの有無)、サイクル数、投与方法(経口・静脈)によって総額の差が大きいためです。
- 例えば胃がんの場合、HER2陽性であれば分子標的治療薬を、PD-L1発現が高ければ免疫チェックポイント阻害薬を抗がん剤に追加する方式が標準治療に含まれており、薬剤の組み合わせ自体が患者さまごとに異なります。
- 大腸がんステージ4は転移部位を切除できるかどうかによって抗がん治療と手術を組み合わせる場合もあれば、全身抗がん治療のみを行う場合もあり、治療構成自体が患者さまごとに異なります。
- 血液がんのように抗がん サイクルが4〜6週間、移植まで進むと6〜8週間と滞在自体が長期化するケースでは、宿泊費・生活費まで加わり、一般的な通院抗がん治療とは費用構造が異なります。
- こうした理由から、「1回いくら」という単一の数字の代わりに、検査を含む初回サイクルと以降のサイクルの予想金額を分けて記載したお見積りをお渡しする方式を採用しています。
費用確認の手続きはどのように進みますか?
- 1段階 — お持ちの画像データ(DICOM)、組織検査・病理レポート、遺伝子・バイオマーカー検査結果、投薬歴をご提出いただきます。
- 2段階 — 該当分野の医療スタッフが事前レビューで病期や必要な検査、適用可能な薬剤を確認します。事前レビュー費用は100万ウォン(約11.5万円)です。
- 3段階 — 病院が検査・薬剤・入院・通訳・宿泊・移動を項目別に分けたお見積りを発行し、薬物治療については初回サイクルと以降のサイクルの金額を区分して記載します。
- 4段階 — 治療をご契約いただくと、事前レビュー費用100万ウォン(約11.5万円)が診療費から差し引かれます。
- 5段階 — 治療が進行し、血液検査で白血球・血小板の数値を確認した上で、次のサイクルを進めるかどうかと費用が決定します。
よくある質問 — がん種によって費用構造は異なりますか?
はい、異なります。胃がん・大腸がんは手術+抗がん治療の組み合わせが多く、手術・入院・薬剤費が合わせて見積りに含まれ、滞在目標も内視鏡切除なら10日前後から、手術であれば2〜3週間までと幅があります。乳がんは手術前に抗がん治療を先に行う場合があり、サイクルごとに往復する方法と滞在を延ばす方法のいずれかを選択できます。血液がんは抗がんサイクルが4〜6週間、移植時は6〜8週間と滞在が長期化するため、家族の宿泊費用まで含めて週単位で計画を立てます。がん種ごとの具体的な費用は、それぞれのがん種別お見積りでご確認いただけます。
よくある質問 — 初回サイクルのみ韓国で受け、残りは現地で受けることは可能ですか?
可能なケースが多くあります。分子標的治療においても初回サイクルは副作用の様相を直接確認するために韓国での開始を推奨しており、以降の経口薬は処方とともに一定期間分を持ち帰っていただける場合があり、注射剤については処方計画を現地の病院に引き継ぎます。胃がん・大腸がん・乳がんの各ノートでも、初回サイクルを韓国で開始し、残りを現地で継続する方法をお見積りとともにご提案するとご説明しています。ただし現地で同じ薬剤を継続して受けられるかどうかは、レビューの段階であらかじめ確認し、所見書に記載いたします。
出典と留意事項
- 本稿は、分子標的治療、胃がん、大腸がん、血液がん、乳がん、抗がん治療副作用管理の原則ノート(国家がん情報センター、国立がんセンター、NCCN患者向けガイドライン、SEER、国家がん登録統計2019〜2023年)およびサイト確定費用情報を基に作成しました。
- 本コンテンツは一般的な医学情報の提供を目的としており、個人の状態によって診断・治療方法および結果は異なる場合があります。正確な診断と治療については、必ず医療スタッフとの相談を通じてご決定ください。